喜ぶ祖母

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祖母は広島弁も上手でしたが、自分語を作るのも得意な、自由自在な人でした。祖母は晩年、「ふくらはぎ」のことを「どんぼぎ」と呼び、「どんぼぎがだるい」「どんぼぎを揉んでくれ」という使い方をしていました。私が祖母に、「ふくらはぎのことを、どんぼぎ、言うのは、このへんの古い言葉なん?」と聞いたら、「いいや。わしが最近作った言葉じゃ。」と言いました。「なんで、どんぼぎ、なん?」と訊くと、「そりゃあ、ここ(自分のふくらはぎを触りながら)が、ふくらはぎ、よりも、なんとなく、どんぼぎ、なかんじじゃけん、どんぼぎ、のほうが、よかろう思うて。」と言っていました。

私の結婚式当日、早朝からはりきりまくっていた祖母ですが、披露宴の途中で電池が切れたらしく、そんなこともあろうかと(高齢だし、疲れたら横になれるほうがよいかと思って)確保しておいた客室のベッドで、披露宴の後半は妹と二人で昼寝をして過ごしたそうです。