家族の説教

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説教する必要のないしっかり者の妹さんがいらっしゃるとのこと、それもまた面白そうです。

「頼んだことに対する礼」「何かしてもらったことに対する礼」に関しては、私が妹に説教をしてきましたが、我が家のきょうだいは、三人が三人ともそれぞれに偉そうで、実際各自自分は偉いと思っているようです。そのため、姉だから兄だからというわけではなく、各自自分が担当する説教分野で実力を発揮する、というかんじです。ですから、弟や妹が私に対して、「ちょっと、ねーちゃん、もう、ちゃんとしんさいや」と説教することももちろんあるわけです。「ねーちゃん、夜中に寝ぼけて、人を起こしに来るのはやめんさいや」など、ですね。

ときどき何かの折に、夫が私に対して、「えらそーっ!」と揶揄することがあるのですが、そのたびに私は、「えらそう、じゃなくて、偉いんよ」だとか「仕方ないじゃん、偉いんじゃけん」と応えて、結果夫は地団太を踏んだり溜息をついたりします。先日は義弟(妹の夫)が妹に対して「やぎちゃん(妹)、なんか、いっつも、上から目線じゃ」と、たぶん不満を表明していたのだと思うのですが、義弟よりも年上の妹は「上じゃん」と一蹴していて、義弟が少し気の毒に思えました。けれど、もしかすると、この気の毒な思いは、自分(私)の夫に対してこそ持つべきものなのかもしれない、と、なんとなく気づいた私は、やはり、相当偉いような気がしています。