最上級の背骨

「タイヤのお礼の宴」に拍手コメントをありがとうございました。

あの日(日曜日)は、タイヤ交換日和だったようで、給油と空気圧調整をしたガソリンスタンドでも、お店の人たちはタイヤ交換作業で大忙しな様子でした。

こちらでは、自宅で自力でタイヤ交換する人も多くいますが、業者さんに依頼する人も多くいます。

我が家も、軽自動車と、今の大きさの普通車ならば、なんとか自力交換できますが、今の普通車よりも大きなタイヤの車だと、もう、自力交換は難しいだろうなあ、と予想してます。

交換用のタイヤを車に積み込んで業者さんに持って行って、交換してもらうのを待って、また交換済みタイヤを持って帰って、車から降ろして片づけるだけでも、けっこうな大仕事ですよねえ。

自分で交換するにしても、業者さんに依頼するにしても、何から何まで全部一人でするよりも連係プレーでするほうが、圧倒的にラクなのですけれど、寝て起きたらタイヤ交換が済んでいるというのは、それをはるかに超えてラクなのだなあ、ということを知りました。夢のよう、というよりは、まさに夢。実現した夢。願った以上に叶った夢。運転やタイヤ交換にかかわる者として、ほぼ最上級状態。子どもなど、運転に直接関係していない人にはおそらく知る由もない幸福感。

大阪熊本在住時には、基本的に運転は私一人の仕事だったときのことを思うと、今は夫も車の運転が普通にできるようになって、長距離運転も交代でできるようになり、それだけでも、かなり夢が叶っていて、一人運転でボロボロにくたびれていた当時の私に「だいじょうぶだよ。安心して。将来は、交代で運転できるようになるし、運転してもらってる間、助手席で寝ることもできるようになるんだよ。ついでにね、寝てる間にタイヤ交換してもらえたりまでするんだよ。だから、今だけ、とりあえずがんばろうね」と教えてあげたい気分です。

ところで、うさぎの版画デザインなのですが、我が家のこたつ布団のうさぎは、たしかにかわいらしいのはかわいらしいけど、ある程度技術の上達した彫り師としては、単純過ぎて物足りないのかもしれないなあ、と思いながら見ています。

夫が「これにする」と言って選んだ画集の中のデザインのうさぎは、「うさぎは脊椎動物です」というかんじの生っぽいうさぎなのです。

うさぎの背骨のラインと躍動する様子が、うまく表現できるといいな、と思いながら、彫り上りを待っているところです。

私は一応「刷り師」なのですが、色指定(絵具や墨汁を使います)も夫がしてくれたものを筆で版木にのせるだけですし、殆どプリンターに近い働きです(あ、今、世のプリンターたちが、自分のほうが数段格上じゃ、と声をそろえて言うのが聞こえてきたような気がしてきました。おっしゃるとおり、そのとおり)。でも、夫が刷るよりも私が刷った方が、木目がきれいに出てくる気がして、毎年そうしています。私の手の大きさ(小さい)や力加減(弱め)がちょうどいいのかな、と思いつつ。