せつない往来

「夫の出生とシュークリーム」に拍手コメントをくださり、ありがとうございます。

最後の一文に書いたように、若い頃の義母に、山盛りのシュークリームを持って行きたくてたまらない気持ちなのですが、ほんとうは山盛りは必要なくて、一個か二個かあれば、それで十分なのだろうなあ。

今ならいつでもいくつでも、買って持って行ってあげられるのに、当時はそうできなかったという、せつなさにも似た気持ちは、いつも少し泣き出しそうになるけれど、そんな気持ちを味わうことの、不足と満足の両方を行き来できる境遇は、いうほどそう悪くはなくて、それはそれで、これはこれで、よかったのかもしれないなあ、と、なんとなく思います。