成長チキン

「揮発するベンジン」に拍手とコメントとブックマークコメントをくださり、ありがとうございます。

新人二年目くんの二年目は、もうあと二か月程度で終わり、四月からは新人三年目くんに変身するのですけれど、「そこは落ち着けば自分でできるよね」なところと「そこはさっさと先輩に訊こうね」なところの判断が、もう少し修行がんばれ、なかんじです。

「みそさん、やさしいなあ」と言ってくださってましたが、優しげなのは言葉遣いが乱暴でないだけであって、言ってる内容は、ときどき、あんまりやさしいわけではないこともよくあります。

新人二年目くんは、仕事熱心なのはいいのですが、自分の仕事のやり残しや不足部分が気になって、勤務時間が終わっても残っていたり、休日なのに出てきたりすることが多いのです。私が「さっき、お疲れ様でした、の挨拶したのに、まだいたんですか」だとか、「あれー、二年目さん、今日、お休みですよね」などと言うと、「すみません、ぼく、チキンなもんで、自分の仕事のやり残しが気になって、ついつい」と言い訳します。そういうときには、「ほんと、立派なチキンですねえ」だとか「今日もチキン大活躍ですね」と称えてみています。

新人としての成長も、チキンとしての成長も、たのしみなところです。

注。「チキン」をあえて日本語翻訳するならば、「びびり」や「根性なし」などが相当するだろうか。