美容室群生地帯

「美容院の進化」に拍手コメントをありがとうございます。

私が現在暮らすところは、美容室が密集する地帯で、美容院の三軒となりがまた美容院、といったかんじなのです。

最初の頃は、きみたち、そんなご近所で同業を営んで商売になるのか、と、素人ながらに心配していたものですが、たまに廃業するお店があるものの、大半はきちんと営業を続けているので、どうも大丈夫らしい、と最近は安心しています。

そうしてライバル同士切磋琢磨しあうからなのか、サービスの質やレベルが、自然と向上する傾向があるような気もします。

私がこれまで住んだことのある他の地域に比べて、現在暮らすところは、なんといっても、ブライダル産業が活発、という背景があります。花嫁さんの着付けやメイクやヘアアレンジの仕事もありますが、その結婚披露宴に出席する人たちも美容院を多く利用するので、ブライダル仕事は美容院の大きな収入源だろうと思います。

それと、成人式も活発。成人式当日の振袖着付けとメイクと髪結いはもちろんですが、成人式の写真撮影は、成人式当日とは別の日に写真館で行うため、成人式振袖の着付けとメイクと髪結いは皆さん二回ずつなさるのです。成人式の日に着る振袖を着て、年内に写真撮影を行い、年が明けてから成人式当日にもう一度振袖を着て髪を結います。

成人式と同様に、七五三も、七五三当日のお参り以外に、写真を撮るために別の日を設けて家族写真を撮影する人が多いです。特に小さな女の子にきれいな着物を着せるおうちではそうです。家族写真を撮るとなると、両親祖父母(父祖父は散髪屋さんの場合も)ともに美容院で髪を整えてもらうのです。

そういうイベントでの美容院利用が一定数あるのと、あとは、女性の就業率が高い(日本一らしい)こともあり、仕事するからには、ある程度ぱりっとした頭を保つ心意気も高いのではないかと感じています。