天神さまのうた
「天神さまとお手玉」に拍手とコメントをくださり、ありがとうございます。
私は故事来歴に疎く、漢詩の美しさは好きなのに、あまり多くの漢詩を知らず、おぼえることもできていません。
去年今夜待清涼
秋思詩篇独断腸
恩賜御衣今在此
捧持毎日拝餘香
という菅原道真の詩も、今回教えていただいて初めて知りました。いや、もしかするとどこかで遭遇したことはあるのかもしれないのですが、その記憶はすっかりない状態で、まっさらに新鮮な気持ちで知りました。
そのままでも読み下しても、美しく、そしてやわらかでせつなくて、なおかつ揺るがぬ芯の強固さのようなものに、うっとりとする詩なのですね。
ところで、お手玉のときに歌う天神さまの歌を、私も検索してみたのですが、なんだかうまく辿りつけなくて、もしかすると、あの歌は、母のオリジナル自作なのか、いや、それにしてはできがよすぎる、たしか祖母も歌っていたはずだし、と、訝しく思っているところです。
メロディとしては、簡単なもので、お手元に、縦笛か、ハーモニカか、ピアニカがあれば、容易に再現していただけるかと思います。もちろんピアノでもオルガンでも、バイオリンでもギターでも、大丈夫です。しかし、カスタネットやタンバリンや太鼓など音階のない楽器ではリズムを取ることはできても、メロディを確認するには自分自身が音階のある楽器となってメロディを発しない限りは難しいかもしれません。
五線譜に音符を書き込んだものを貼りつけられるとよいのですが、なにぶんその技がないものですから、ドレミの音階でメロディを書いてみます。
ドドドレ、ミレドド、レドレミ、ソーーー
ララソラ、ソソミド、レレミレ、ドーーー
ソソソソ、ララソー、ミソミソ、ラーーー
ソーラソ、ドーラド、ソーーー、ミーード、レーミー、ド
このメロディが下記の歌詞に相当します。
てんじん、さまとー、いうかた、はーーー
おんなは、すがわら、みちざね、こうーー
がくもん、ふかくー、とくたか、くーーー
きーみに、ちゅーぎの、こーーー、こーーろ、あーつー、く
実際に歌うときには、一行に小さな二十四拍が入るかんじで、
てっんじっん、さっまとーー、いっうかった、はーーーーー
と、スキップするようなリズムで歌っているような気がします。
音声付き動画であれば、一発で伝わることが、文字だけだと、なんとももどかしいことですが、各自再現でよろしくお願いいたします。