おねえちゃんの停電

「停電の中でスイカを食べる」に拍手コメントをくださり、ブックマークコメントもくださり、ありがとうございます。

ろうそくの炎を見ていると不思議と気持ちが落ち着くので、今でもときどき燃やして、その火を眺めたり、お香に火をつけたりします。

ろうそくに限らず、炎、には、なんともいえない力のようなものを感じて、拝火教があるのもわかる気がするわあ、と、ときどき思うことがあります。

停電のときもそうですが、ちょっとしたあるいは少し深刻な非日常のときには、わたしも「おねえちゃんなんだからしっかりしなくちゃ」や「がんばらなきゃ」と、なぜだか思っていました。親も同居の祖母もそんなことわたしには全然要求していないにもかかわらず、勝手に自主的にそう思っていました。実際どんなふうにしっかりしたのかもがんばったのかも思い出せないのですけれど、そう思っていたことだけは思い出すことができます。

昔、もっとしょっちゅう停電していた頃は、家庭内で電気を使う道具も今ほどには多くなく、いろんなことの瞬時性に対する期待が小さかったのかもしれないなあ。