安心の尻尾と本体

「「おのろい」の力」に拍手とコメントをくださり、ありがとうございます。「「おのろい」の力」でそんなに笑っていただけるとは思ってもいなかったものですから、誰のどの笑いのツボのスイッチがどこあっていつそのスイッチが入るかは、書く側にはもうひとつ予想がつきにくいものであることだなあ、と感心しています。そして、自分が書いたものが、こうして読んでもらえて、しかも笑ってすっきりまでしてもらえて、思いがけないうれしさでわたしが「うおー、どどどどど」になりました。とりあえず、同級生の「どうだくん」に、「どうだくんと二号くんをモデルにしたネタで大笑いしてすっきりしたという人が、海外在住のみそ文読者さんにいらっしゃったんだよ。お手柄だね」とメールしておこうかな、と思います。また親子で「うおー、どどどどど」ってなるかな。

日本から遠く某国にお住まいとのことですが、遠方からの「みそ文」へのご来訪、嬉しくありがたく思います。

そちらの日本人コミュニティでは、今回の震災以来、各種の自粛ムードが漂っているというおはなしをうかがい、遠く離れた場所において、ある程度限られた情報をもとに、見守ってくださるぶん、余計に、おこころを痛めてくださる部分が大きいのかもしれないと感じました。どうぞ皆様、大きな、そして、おおらかな気持ちで、気長に、見守りと応援をくださりながら、各自の暮らしを存分に謳歌していただけたらと願います。わたしたちは、どんなに安寧に見える日々の中にいても、毎日今日が最後の日なのかもしれないのですから。

震災の影響によるいろんな困難はたしかにありはするのですが、そして、なかなかいろいろ安心とはいかないこともありはするのですが、そしてやはりこころいたむことは少ないわけではないのですが、でも、安心はできなくても腹をくくることはできるな、と、今回のことで気がつきました。そして、ある程度以上腹をくくって生きることで、安心の尻尾に遭遇したときに見逃すことなくそれを捕まえて、その安心の本体を手元に引き寄せやすくなるのかもしれないな、とも。