世界のぼんてん

刺し網ぼんてん」にコメントをくださりありがとうございます。

「沿岸刺網」の文字が画面に出てきた時点で夫が「あっ、刺し網だ」と言う程度に刺し網のことを知っている人だったから助かったなあ、と思っているところです。

夫は「そんなん刺し網を知ってなくても、沿岸ときて網ときたらもうそれで漁法の何かだと思うじゃん」と言います。

でも私はその前の「密入国はぜったいダメ」の印象のほうが強く残っている状態でしたから、沿岸ときて網ときてしかも刺すときたら、これは何か「包囲網」だとか「捜索網」などのような社会システムの網によって密入国を一網打尽に抑制する何かかな、それでこの竹の棒についた赤い旗をどう使うのかはわからないけど、何かの警告? それにしては書いてある内容がなんとなく淡々としているなあ、なんだろうなあ、の位置で足踏みしてたと思います。

幼少期に私が育った地域は稲作などの農業が行われる盆地で、小学生のときには「田んぼの一年」を追った観察研究をクラスで行ったことがあります。そのおかげで稲作に関しては、自分が農業に直接関わったことはなくても関連用語をそれなりに知ることができました。

しかしやや内陸よりの場所であるためか、漁業に関してはそういう勉強をしたことがなく、漁業関連用品のことも漁法のことも知らないままできているようです。

夫は私よりもさらに海から遠い山奥の農業地域で育った人であるにもかかわらず、いつどこで刺し網も含めた漁業に関する知識を得たのか気になります。

あまりに気になるので問い詰めてみたのですが「いつどこで知ったのかまったくおぼえていない」というなんとも満たされない答えが返ってきました。

ほんとうはふたりとも学校の社会科のどこかで習っていて、そのことを私が忘れているだけなのかなあ。

日本でも韓国でも同じ構成の「ぼんてん」を漁業標識として用いているということは、もしかすると、日本と韓国だけでなく、もっと広い海域でもこの「ぼんてん」を用いた延縄漁や刺し網漁が行われているのでしょうか。

誰か「世界のぼんてん」を取り扱った自由研究レポートを作ってくれないかなあ。見てみたいなあ。