夏を生き抜く

「そうめん日和」に拍手とコメントをくださり、ありがとうございました。

いつぞやはおいしそうなオリーブパンのお話をお知らせくださったことを、おいしくありがたい気持ちとともに思い出しました。

その後、具だくさんそうめんはお口に合いましたでしょうか。

暑くて食欲が低下したときにひんやりとしたそうめんはのどごしがよく食べやすく助かるのですけれど、簡単な薬味だけで食べたのでは、なんというか、こう、力が出ないといいますか、炭水化物以外の栄養がうまく摂れていない身体になる感覚があります。

もちろんそうめんとは別に何かおかずを食べてもよいのですが、そうめんの具としてひんやり系の具材をのせると食べるのもたのしく、洗い物も少なくて、食後の身体の栄養的な満足感もぐっと高くなります。

ただし、特別においしいそうめんの場合、そのそうめんの麺としての実力一本勝負で味わう、という意味では、具だくさんそうめんはちょっと具が余計なかんじがするかもしれません。

しかし具だくさんそうめん好きとしては、通常のそうめんはもちろんおいしく、特別おいしいそうめんならばさらにおいしく食べてみせてしんぜよう、という気分です。

たとえ具だくさんにしたときでも、器の中のそうめんだけを選って麺のみでの勝負も可能です。

暑い季節のその気候は身体に負担が大きくてその時期をやり過ごすのには少し余分に力が必要なものですが、暑いからこそおいしく感じる食べ物を味わう好機でもあります。

おいしく食べて身体とこころの快適を保ち創りだし、またふたたび涼しい季節を迎えた時に、今年の夏もおいしかったなあ、と、しみじみと振り返る至福をまた噛み締めることをたのしみに、夏を生き抜きましょうね。