勘の世界

将棋とアセトアルデヒド」にメッセージをくださりありがとうございました。

息子さんが小さい頃から将棋をなさっているとのこと、教えるほうの教え方も教わるほうの教わり方もよかったのでしょうねえ。

途中からは代わりにお父様が息子さんの対戦相手というか練習相手をなさっていたというのもなんともよき時間ですねえ。

私の母が幼い頃、母のすぐ上の兄と将棋をして遊んでいたといいますか、兄の相手をさせられていたという話を聞いたことがあります。

母には他にももっと年上の兄(私にとっては伯父)が何人かいたのですが、年上の兄たちは母のすぐ上の兄の将棋の相手をさっさときりあげようとしてなかなかゆっくり練習相手をしてくれないこともあったらしく、将棋の練習をしたくてたまらない伯父(母のすぐ上の兄)は妹である母に将棋を教えて自分の練習相手ができるように仕込んだらしいのです。

そのため母は難なく将棋ができるらしいのですが、そういえば母は私達きょうだいには、少なくとも私には一度も、将棋を教えようとしたことがありません。

将棋を指す勘というのもあるものなのかも。長いことピアノを弾いていないと以前には弾けていた曲を弾く勘を取り戻すのに少し時間がかかるのと似ているのかな。