感じて想って感想文

幸せのレシピ」にメッセージをくださり、ありがとうございます。

わあ、わあ、結婚記念日にご夫婦でお食事そして映画館とは、素敵な習慣ですねえ。食事が映画がというよりも、ひとときひとときをともにあろうとするそのことが。

そうですそのとおりです、私がテレビで見たのはドイツ映画の「マーサの幸せレシピ」のリメイク版のアメリカ版です。ドイツ映画のほうも見てみたいと昨夜思いました。

私の映画記録は感想というほどには感想にはなっていないのですけれど、映画を見て感じ想ったことを書くという字義だけで言えば感想と言えなくもない、思いついたことを書くだけでもそれもよし、ということにいたしとうございます。

そういえば、昨日電話で話した友人が彼女の息子(中学生)の作文について話をしてくれたのですが、息子くん本人も母親である友人も彼が小学生の頃からずっと作文が苦手だと思っていたのに、今通っている中学校では学校行事(わりと頻繁にある)のたびごとに全生徒が行事に参加した感想文を提出することになっており、入学当初ははてさてこれはどうしましょうと思ったのだそうです。そして最初はその課題の原稿用紙の枚数をただひたすらかせぐ手段として息子くんが大好きな鉄道ネタを絡めてといいますか、原稿用紙の大半を鉄道ネタで占めてみたのだそうです。すると鉄道の話であればいつまでもいくらでも書けることに気づき、学校行事開催地の現地集合までの間に自分が移動手段として乗った電車、道中で見た電車、そのとき思い出した電車のこと等々であれば語れるネタは無限で、そして最後に本来のテーマである学校行事についてなんとなくちらりと触れる、そういう方法であれば作文を書くことがなんだか少し楽しくなってきたような気がするのだとか。

なにごともある程度そうかもしれないとは思うのですが、文章も「数稽古」なところがあるような気がしています。きっと友人の息子くんも彼の興味どまんなかである鉄道について書き続けることが彼の文章の基礎力を養い、基礎力が将来の応用力の礎となるのだろうなあ、と頼もしく思っているところです。

映画といえば、ここ何年ももう映画館では映画を観なくなっておりまして、おたずねくださった映画を見るのもしばらく先のことになるかと思うのですけれど、その時には三度泣かれたというそのポイントはどこだろうかと思いながら見るのを楽しみにいたします。