修羅場と解脱

「青春の修羅場」に拍手コメントをくださり、ありがとうございました。

恋人としてお付き合いしたり、お付き合いをやめたり、には、いろんなエネルギーが伴うものではありますが、そこでの体験は、まちがいなく、その後の各自の精神的な基礎体力を養ってくれているように思います。それは、恋愛関係の出来事に限らず、ほとんどのことでそうなのかもしれませんけれど、「ままならないこと」に取り組むことにより、あるときにふと到達するある種の「解脱」感は、この世で人として生きることにした醍醐味のひとつなのだなあ、と、折々にしみじみとします。

常日頃何事においても、積極的に修羅場を引き寄せる気はまったく全然ないのですけれど、いろんな成り行きやいきさつで、修羅場に遭遇したり関わったりすることになったときには、そのつらさはつらさとして感じつつも、その出来事をむやみに嫌がることにエネルギーを注ぎ過ぎるのではなく、静かに丁寧にこなすべきことを行いつつ、修羅場を修羅場と感じない心身の丈夫さを養ったり、修羅場をさっさと切り抜ける敏捷性やフットワークの軽さを養ったりすることに、エネルギーを注いで生きてゆけたら、と、思い願い、関連行動を重ねていってみることにします。