本意と不本意

「修羅場の解決」に拍手コメントをありがとうございました。

「ほらね。そのスタンスだと、立ち直りが早いやろ」ということでしたが、たしかに、自分の希望についてはそれはそれで明確に意識しつつも、相手の気持ちや事情など、自分が決められる部分ではないことに関しては、それもまたそれはそれとして任せるつもりでいることは、「次行ってみよー!」と気持ちを切り替えるスイッチと連動する力を持つ部分かもしれません。

世の中は、常に全ての人の思い通りになるところではなく、誰かの思いと誰かの願いが相容れないことは、日常的にあることです。そこには誰かの不本意も付随するものではありますが、不本意というのは、それほど、避けるべきこと、でもないように思うのです。

生きていれば、本意もあれば不本意もあるのが世の常で、自分以外の誰かの本意も自分の本意も大切で、でも両方が同時にかなわないことも世の中にはままあって、そのときの折り合いのつけどころをどこにするか、どこに置くか、自分の問題として抱えることができる部分と、天や時代や各種ご縁に任せる部分と、弁別して見極めて、今すでに手元にある本意をうっかりと見過ごすことなく必要十分に喜びを持って取り扱えたら、と願います。