ゆるやかなヨクイニン

「異国の地にてヨクイニン」を読んでくださり、拍手コメントをくださり、ありがとうございます。

ヨクイニンをご利用になることがあるとのことで、少し安心いたしました。といいますのも、ヨクイニンのことを書いてみたものの、薬剤師やヨクイニン利用経験者であれば、はいはいヨクイニンね、と理解しながら読んでもらえるかもしれないけれど、ヨクイニンとはなんぞや、な人々にとっては、全体的になんぞや、なのではないかなあ、と思っておりましたので。「はいはい、ヨクイニンね」なコメントをいただいて、ヨクイニン意外と活躍してるじゃん、思ったより知名度高いじゃん、と、ヨクイニンと手を取り合い、よかったね、と、肩をたたき合う気分です。

ヨクイニンは、イボに限らず、肌荒れ全般に使えますよね。劇的に治る、というよりは、飲んでるうちに、そういえば、イボであれば、気にならない大きさや数になってきたなあ、肌荒れであれば、ざらざらやでこぼこが目立たなくなった気がするかなあ、と思っているうちに、イボや肌荒れよりも自分にとって他に重要なものたちがしっかり見えるようになってきて、そこまでくるとイボも肌荒れも自然とひいてゆくだけの状態が整ってくるような効き方だと、私も思います。

味もこれといった特徴がなくて飲みやすく、眠気やだるさなどの副作用なく、しいて言えば、若干尿の量や回数が増えはしますが、イボの中身や肌荒れの原因となっているものたちがしっかりと体外へと出ていってくれているのだと思えば、排尿もたのしくなります。

肌や皮膚の状態が気になるとき、というのは、そればかりが気になりやすく、そこしか見えなくなっている、そこに自分の視線が集中している状態で、広くいろんなことを見回す力が少し低下しているときと言えるかもしれません。

ヨクイニンに限らず生薬漢方薬の多くは、そんなときの気持ちのひだを広げてくれるような、とりあえずゆとりを持って、気長にゆったり構えることを促してくれるような、そんな力を持っているように感じます。