下戸と奈良漬

小玉スイカの奈良漬」にコメントをくださりありがとうございます。

そういえば、私も身体的にお酒はすっかり飲めなくなって飲みたくもなくなっているのですが、奈良漬は変わらずおいしくいただけるのは嬉しい限りです。

帰省時に義実家で義母と一緒に食材買出しに行くと、ほぼ必ずというかんじで奈良漬を買います。そのへんのスーパーで売っている奈良漬ですから、小玉スイカの奈良漬などという小粋なものはなくて、100%瓜、なのですが、義母も私もおいしく食べます。

夫は奈良漬に対する評価がそれほど特筆に値しないものらしく、私が奈良漬を買うときも、義母と私が奈良漬を買うときも、なぜそのようなものを買うのか不思議だ的言動を取りますが、食卓にあれば夫もその奈良漬を食べるのですから、四の五の言わずに静かに奈良漬を歓迎すればよかろうに、と、こっそりと思います。

義妹(夫の妹)も奈良漬は好きなのですが、奈良漬を食べると酔ったようになるから、奈良漬を食べた状態で検問に引っかかったりしたら明らかに酔っ払いに見えるだろうし、アルコール検知管に息を吹きかけたら呼気に高濃度にアルコールが混ざる自信があるらしく、自宅でこのあとはもう寝ればいいだけ、という状態のとき限定の食品にしているのだそうです。義実家から義妹家族が住むところまでは車で三十分弱程度かかるので、義実家で食事をしたあとまだ自宅まで運転しなくてはならない、という状況においては、義妹は奈良漬を食べません。「奈良漬、好きだけど、我慢して、食べずに、帰る」と宣言して食事を終えます。

奈良漬、一生いつでも好きな時に食べられる人間のままでいたいです。