小粋な小玉スイカ

小玉スイカの奈良漬」におたよりをくださりありがとうございます。

ほんとうに、奈良漬の仲間に小玉スイカを漬けたものがあるということ自体が「知る人ぞ知る」な新しい知識でしたし、その実物を食せるというのも、いただきものとしていただけばこそで、奈良漬好きと言えどもなかなかそこまで自分の奈良漬欲のために活動はしないものですから、初体験の小玉スイカ奈良漬はなんとも小粋な存在でございます。

もともとは、この夏スイカを買って食べたなかったために、好物のはずのスイカの皮の浅漬を作って食べることもなかったなあ(スイカそのものは喉が痒くなるのであまり食べないのですが皮の漬物は痒くならずにおいしく食べられるのです)、と残念に思っていたのですけれど、そこから、スイカと言えば小玉スイカの丸ごと奈良漬もあるらしい、と知り、それは食べてみたいなあ、と思っていたら、あれやこれやで実物と対面できることになって、スイカの皮の浅漬に関するこの夏の残念な気持ちは簡単に凌駕されました。

来年はスイカを買うか、スイカそのものは買わなくてもカットスイカ製作時に廃棄物として出てくる皮だけできれば安く売ってもらえないかどうか、いつも利用するスーパーの青果担当の方に尋ねてみて、なんとかスイカの皮の浅漬を作って食べるつもりです。

奈良漬も自分で漬けられるようになると、奈良漬の世界も広がるのかもしれないのですが、漬物は、梅干し、浅漬、ぬか漬け、味噌漬けなどだけで結構満足しているようで、自力で漬けようと思わないのが少し不思議だなあ。そういえば麹漬けも作りません。

義母(夫の母)も奈良漬が好きなので、今度小玉スイカの奈良漬を入手して紹介しようと思います。同じく奈良漬好きだけど、奈良漬を食べると酔っ払うから自宅でしか奈良漬を食べられない義妹(夫の妹)にも、一個ずつ買ってプレゼントしたいな。