食事介助の記憶をたどる

右手左手箸と口」に押し葉コメントをくださりありがとうございます。

利き手ではないほうで持った箸で食べ物を口に運ぶと、自分一人で二人羽織状態遊びができるといいますか、食べ物が口の中ではなく唇の横のあたりに突撃するなど、不思議な体験ができます。

私が最後に自分以外の誰かに食べ物を口に運んでもらったのはいつだったろうかと考えてみているのですが、五歳の時に交通事故で数ヶ月入院していた時の記憶は明らかにあるもののそれ以降の記憶がない。

記憶がないだけで実際には食べさせてもらったことがあるのか、本当にそれ以降はずっと自力で食べているのか、どちらなのだろう。

これから年齢を重ねていくうちになんらかの事情で誰かに食べ物を口に運んでもらう状態になることがあるかもしれません。

そのときに対面で食事介助をしてもらうようりも、右利きの人に背後から右腕をまわして身体の右側から食べ物を口に運んでもらえると、今自分で食べているのと似た感覚で首を傾けたり口を開閉したりしやすいのではないかなあ、と考えています。

もちろん、自分としては可能な限り一生自分の手で食べ物を口に運び、自分の食べたいものを食べたいタイミングで口に入れてもぐもぐとかんで飲み込んで、くう、おいしい、と嬉しい気持ちを全身で感じたいなあと思います。

でも、もしも誰かのお世話になる必要が生じたときにはそれはそれで、お世話してくれるその誰かとの連携プレイが上手になって、それはそれでそうやってまたおいしく飲食できる喜ばしい気持ちを味わうことにすることでしょう。

左手で文字を書く練習はそれはそれで続けるとして、食事介助を受ける場合は右利きの介助者が対面で食事介助してくれるケースのほうが多いことを考えるなら、私も自分の左手を使って自分の左側から食べ物が口に入ってくる場合の首と顔と口と唇と舌などなどの練習をしたほうがいいかなあ、弟ほどではなくても少ししてみておこうかなあ。

対面でも二人羽織スタイルでもどの方向でも上手においしく食べたいものだな。