いい王様

水茄子祝賀の宴」に押し葉とひとりごと風メッセージをくださり、ありがとうございました。

王様だけど、話し方の穏やかないい王様、という評をいただき、王様はたいへんこころ強い気持ちになっております。

今度夫が私のことを揶揄するように「王様ー!」と言ってきたときには、「うん、でも、私、なんか、いい王様、らしいよ」と言ってみようと思います。きっと夫は「誰がそんなことを言ったのだ」と問うたあと「その人には、みそきちに騙されちゃあいけん、と教えてあげたい」などと言うんだろうなあと予想はしますが、もしかすると夫も「そうか、みそきちはいい王様だったのか」と気づくかもしれないですものね。

私の話し言葉を文字にしたときに穏やかに感じられるとしたらそれは広島弁が多く含まれるからかな、と思ったり、方言の問題ではなくてそれ以外の要素によるものなのだろうか、と思ったり。

以前友人が我が家に泊りがけで遊びに来た時に「みそさんは常日頃けっこうかなり手厳しいことを言っているにもかかわらず、聞く側がみそさんの言うことは手厳しいなあとは思いつつもつい最後までその話を聞いてさらにはそのとおりだなあと納得までしたりするのは、その声と喋りのせいやと思うん」と言っていたことを思い出しました。

その時も夫は「だから、いつも、あれほど、こいつに騙されるな、と忠告しているじゃないか」と私の友人に向かって言っていましたが、友人は「そんなこと言っても、どうやらくんはそんなみそさんのことが好きなくせに」と言い返していて、夫は「言っておくが、そこが好きなわけではない」とさらに返していました。

これからはただの王様ではなく「いい王様」としての自覚と精進を深めてゆくことにいたします。