かんろ調査隊はゆく

「甘露」という言葉本来の用法としては母のように湯船で使うものではないよなあ、とは思うのですが、母がいったい何歳頃からどういういきさつで入浴中に「甘露甘露」と言うようになったのか歴史を紐解いてみたくなってきました。

かんろ調査隊が調査活動をしておりましたら、なんと湯船に浸かるその時に「なまんだぶなまんだぶ」「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」と唱える御仁もいらっしゃるという情報に遭遇。

そして入浴慣用句と言えば「極楽極楽」を思いつくのはなぜなのだろう。自分も自分の身内の誰も一緒にお風呂に入ったことのある誰もそんなこと言っていた気はしないのに、どこで誰がお風呂に入って「極楽極楽」と言っていたのだろう。おはなしの世界でなのか、ドラマの世界でなのか、実は温泉入浴施設で誰かが「はあーっ、極楽極楽」と言うのを小耳に挟んでいるのだろうか。

でも温泉入浴施設では、意外と皆さん、私もですが、はあーっ、とか、ふうーっ、とは声を出しても、気持ちいいー、とは言っても、極楽も甘露も南無阿弥陀仏も持ちだしてはいないように思えます。

ここはやはりかんろ調査隊としては、個人家庭の浴室という密室空間に調査の手を広げるべきなのかもしれません。

「極楽、言う言う!」であるとか、「甘露は風呂でふつうに言うやろう」だとか、「風呂いうたら南無阿弥陀仏に決まってるやん」他、「自分はこう言っている」「こんな入浴時感嘆詞を聞いたことがある」などの情報求む。