火中の栗

栗注意報もしくは警報」にメッセージをくださりありがとうございました。

そうなのです、「火中の栗」とはよく言いますが、これまで「火中の栗」では一度も危険な目に遭ったことがなかったものですから、「火中」終了後の栗に関しては油断しきっておりました。

殻が堅い木の実を焼くときには、まずはとにかく空気抜きの爆発予防の穴をあけてから焼く、ということと、穴をあけずに焼いた木の実にいきなり包丁は入れずに冷めるのを待つ、ということが、私が今回生き物として学習したことでした。

木の実の一個一個に事前に穴をあけるのは少々手間ではありますが、アツアツのホクホクを食べたいのであれば穴をあける手間を惜しまない、穴をあけないのであれば冷めるのを待ってアツアツホクホクはあきらめる、というところでしょうか。

今回私が栗で火傷をしたのを見た夫が「栗は『さるかに合戦』でも重要な凶器だったではないか」と言いました。でも、『さるかに合戦』に登場した栗は猿に体当たりをしたのであって、自分の中身をぶちまけるような自爆テロを行ったわけではないと思うのです。夫にそう抗議しましたら、夫が「それは絵柄的に栗の内蔵をぶちまけたのでは栗がそのままそこで退場することになってしまうからそうしていないだけであって、実質的には爆発なんだってば」とさらに言いました。

キッチンバサミのギザギザのところで穴をあければ簡単に穴をあけられることもわかったので、今後は安全にアツアツホクホク木の実人生を謳歌することにします。