全粒粉で円滑に暮らす

「夏至の手前の全粒粉」に押し葉メッセージをくださりありがとうございます。

全粒粉素麺は素麺なので食べると素麺を食べたときのように涼しくなりはするのですが、全粒粉であるがゆえに身体が冷え過ぎないといいましょうか、過度に冷えすぎることなく心身に必要な「温」がちゃんと保たれる気がするのもお気に入りの要素です。

少し前になにかで夫に「あれをして」と言いそれが済んだら「その次はこれをして」と頼みその間に私は別の作業を片付けていたときに夫が「その次にするのは何?」と「言うなら一度にまとめて言ってくれんかな」的表情と声色満載で訊いてきたことがありました。私はしばらく、んんー、と考えて、「じゃあ、出かけるまでに今の状況で必要と思われることで、家に帰ってきた時にゆっくりとくつろげる環境を整えておくために必要と思われることすべて」と答えました。夫は一瞬うっとなりつつも「わかった」と言い「あれをして」から「これをした」あとに別の作業もさらに別の作業もしていました。

聞き取りにおけるとっさの想像力起動もですが、暮らしを円滑にまわすために必要な想像力創造力もこうして折々に訓練しておくと、共同生活における自由や快適を、たとえもしもどちらかが独り生き残ることになったときにも、お互いに保ちやすいかなあ、と思うところであります。