ネタに自信あり

二転三転四転五転」を途中目が滑りながらも読んでくださり、郵便局体験談を聞かせてくださり、ありがとうございます。

せっかく郵便局窓口に赴いて発送したはずの定形外郵便が、定形外郵便だからわざわざ窓口で送料を確認して送ったはずの定形外郵便物が、そのまま自宅に配送されてきたときの脱力感はいかばかりであっただろうかと思います。

むかし旅先の南の島から日本に航空便で手紙を送ったことがあるのですが、そしてその手紙は自分宛ではなくて友人宛に送ったはずなのですが、なぜか差出人名として航空書簡の裏面の差出人を書くスペースに小さめの文字で書いた私の日本の住所(当時熊本)に届いたことがありました。なーぜー、とヨロヨロしながら郵便局に持って行きまして事情を話してそのまま送り直してもらえるようお願いしました。私が旅から戻ってきてしばらくしてからのことだったので、友人宅に届いた頃には旅の旬の香りは飛びまくっていたことであろうと思いますが致し方なし。

この出来事に関しては、南の島の郵便サービスの業者さんはちゃんとお仕事してくださっているのです。封筒の宛先のJAPANという文字を識別して日本に届けるところまではしてくださったのですから。しかし、その後の仕事は日本郵便のお仕事。なにゆえああいう事態が生じたのかたいへんに不思議です。

郵便不思議といえば、大阪から熊本に引っ越すときに郵便局に転居届けを出しておき、転居後大阪に届いた郵便物を熊本に送ってもらうサービスを利用していた時期があるのですが、そのときに大阪の社宅から同時期に私達とは別の地域に転勤した人宛の郵便物が熊本の我が家に届いたことがありました。

郵便物のもともとの宛先と名前は大阪の社宅とその人の名前で、転送されてきたものは大阪の郵便局の人が住所のところだけ「転送先」として書きなおしたものだったように記憶しています。でも名前はその人の名前で我が家の苗字とは違うのです。たしかに大阪の社宅の住所は部屋番号以外まったく同じではあるのですが、送り先氏名が異なる時点で誰か気づこうよ、「どうやら様方」と書いてあるならともかくそうではない郵便物を「どうやら」と書いてある郵便受けに届ける時点でも「おや」と思おうよ、郵便局、郵便局、郵便局ー、と、心のなかで叫びつつ、しなしながら大阪で同じ社宅に住んで顔も名前も見知っている人への郵便物は早急に速やかにお届けされるようすぐに郵便局に持って行って転送先が間違って届いたことと転送先を確認して送り直してもらいたいことを伝えました。

こうしてあれこれ思い返してみると、いろんな配送業者さんにお世話になって暮らしていますが、私の暮らしの中ではネタ的にもっとも手数が多いのは郵便局かもしれない、という気がしてきました。